大変ご無沙汰しております。なんせ1年ぶりですかね。
あまり変わり映えしない1年でしたが皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょう。
全く元に戻れないにしても普通に自然に暮らせるようになりたいですね。
もう少しだけ今の努力を続けて暖かい春を迎えましょう。
今回は「わたぼうし」フェイスブック・ページからの転載です。
「補聴器にも保険の適用を」 認知症と難聴
ほとんどの人が年をとると耳が遠くなります、もちろんそうで無い人もいらっしゃいますが。 僕の場合も(父方の血統なんでしょうか耳の遠い叔父さんが多いようで)そろそろ聴き取りにくい場合が増えて来ました。 ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、難聴と認知症はそれなりに関係があるようですね。
いくつかの例をあげますと、テレビの音が聞こえずらい、家族と一緒なので音量を上げるのもためらいます。そうするとドラマなんか見てても内容がよく分からないからつまらなくなる。もう寝ちゃおうかなあなんて思ってしまう。
奥さんの問いかけにも反応が悪くなって、何ん回も聞き直して呆れられ会話が中断され落ち込んでしまう。
仲の良い友人達と呑んでいても近くの人の話は聞こえるけれど、テーブルの向こう側の人の声が聞こえなくて、会話の内容がとんでしまう。後からそうだったんだと気付かされたりする。
聞き直す事に気が引けて適当に相槌を打ったりして、相手が変な顔をするたびにいい加減な態度に後悔する。
他にもいろいろあるでしょうが、こういう事が続くと孤立してしまいがちです、根本的にも良い傾向ではありません。 耳から情報を得る、音を感じるというのは大事な事です。音楽を聴くのはもちろん楽しいし、この音は何だろう、知らない言葉に関して考える、これらは脳の活性化にとって大事な要素でもあります。音の無い生活に慣れてはいけません。
でも、でも、補聴器って高いですよねえ。もちろんピンキリですけど性能のいい(例えばAI付きとか)補聴器なんか50万なんかザラですもんね。 両耳で100万なんて普通簡単には手が出ませんよ。
最近ではスマホと連動してる物もあって、メーカーのアプリで音量や音質を調整できたりします、ミキサーですよね、もはや。 ペアリングによっては電話の音が直接補聴器に届いたり、ハンズフリーで会話が出来たりします。前出のテレビにしても中継してくれる物があって、こちらもまた直接補聴器で聞けたりします。
人生100年時代、認知症を避けて生きる事は難しいと感じます。厚生労働省では「新オレンジプラン」でも、難聴は認知症のリスク因子の一つととらえています。現在では介入の必要な難聴者が1.000万人に迫ろうとしています。その難聴に対処する手段として少しでも認知症の進行を防ぐためにも補聴器は身近な物だと考えます。 そうであれば補聴器にも医療保険を適用する、せめて半分くらいは国が面倒見てくれてもいいんじゃないかと思います。 残り少ない人生を少しでも楽しく生きていけるよう、国の支援が欲しいものです。
